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はな

アレルギー性鼻炎

その人にとってのアレルギー物質が鼻内に入り、それを排除する反応としてくしゃみ・鼻水・鼻づまりを引き起こす鼻炎をアレルギー性鼻炎といいます。
日本には約100種類の原因となる物質があると言われています。スギ花粉にアレルギー反応を起こし春先に症状が出る人をスギ花粉症といいます。花粉症はスギだけでなく、ブタクサやイネ科の植物の花粉にもあり夏前や秋口に症状が出ます。
またハウスダストやダニなどの一年中症状を引き起こす物質も、季節の変わり目の急激な気温差(寒暖差)によって夏場抑えられていた症状が急にはじまることもよく見られます。
この時期鼻かぜがなかなか治らないと訴えられる患者さんの多は、アレルギー性鼻炎が疑われますので是非耳鼻咽喉科への受診をお勧めします。

急性鼻炎

急性上気道炎(いわゆるかぜ)で、時間の経過とともにのどの痛みやせきなどの症状が治まってもアレルギー素因を持っている方は鼻症状だけが長引くことがしばしばあります。鼻かぜだけが長引く時も受診をお勧めします。

鼻出血

いわゆる鼻血は鼻粘膜の毛細血管が破れることによって発生しますがアレルギー性鼻炎によってはなをかむ回数が多かったりムズムズしてはなをいじることが多いと鼻粘膜がすれ合う頻度が多くなり、出血します。
一回の出血量は少なくても頻回に出血する場合、アレルギー性鼻炎が潜んでいる可能性があります。

 

みみ

外耳炎・外耳道湿疹

アレルギーが原因で起こる皮膚の病気にアトピー性皮膚炎があります。耳の中も鼓膜までの外耳道という場所に皮膚の成分があり、かゆみがでて耳かきなどでいじりすぎてしまうと炎症を起こします。軟膏や点耳薬で治療しますが、抗アレルギー剤がかゆみに効果的なこともあります。

滲出性中耳炎

子どもと高齢者に多い中耳炎で、鼓膜の奥に浸出液がたまり聞こえが悪くなります。浸出液が溜まった状態でかぜをひくと、感染を起こし急性中耳炎(痛い中耳炎)に移行します。耳管機能の低下が原因と考えられていますが、アレルギー素因を持つ人 の発生率が高いと言われています。
耳の治療のみならず、並行して鼻の治療も必要です。

 

のど

慢性咽喉頭炎

アレルギー性鼻炎による鼻づまりが出てくると、就寝中に口呼吸となり外気を直接のどに送り込み、鼻呼吸の時は鼻内にひっかかり除かれていた細かい塵やばい菌が入ってきて加湿ができなくなるため咽喉頭の炎症を起こしやすくなります。
特に外気が乾燥する秋口から冬期にかけて多く、"風邪でもないのにのどにへばりつく感じ"や"ヒリヒリするのどの痛み"が持続するときはアレルギー性鼻炎による鼻づまりが原因の可能性があります。

アレルギー性咽喉頭炎

アレルギー物質がのどの粘膜で付着することで起こる反応で、のどのかゆみや異物感として症状が現れます。ハウスダストなどの通年性の原因物質よりブタクサなどの花粉による場合が多いようです。
頻回のうがいによって原因物質を洗い飛ばし、マスクによってのどに入れないようにする事も重要です。

口腔アレルギー症候群

食物アレルギーの特殊型と言われるものに分類され、卵や牛乳などの通常の食物アレルギーとは異なります。
スギやシラカバなどの花粉症の人の中で、その花粉と共通抗原性(それぞれのアレルゲンの一部が共通している)を持つ果物、野菜に反応して口腔内のかゆみや粘膜の腫れなどのアレルギー反応を引き起こすことがあり、これを口腔アレルギー症候群といいます。
すべての花粉症患者さんに起こるわけではなく、シラカバ、ハンノキ花粉症で多く発症することが知られています。原因食物の摂取を避けることが唯一の治療法なので、口腔アレルギー症候群の正確な診断がこの病気の予後を左右すると言っても過言ではないでしょう。

 

以上アレルギーが関与するみみ・はな・のどの病気について簡単に説明しましたが、最近耳鼻咽喉科領域においてもアレルギー性の疾患は飛躍的に増加してきています。
そしてこのアレルギー素因はみみ・はな・のどに単独に関わるのではなくお互い連動しあっており、例えば耳の病気であってもアレルギー性鼻炎を並行して治療することによって治療効果が上がることが少なからず見受けられます。
耳鼻咽喉科領域のアレルギー性疾患は、みみ・はな・のどのすべての状態を把握しトータルに治療方針を立てることが必要と考えています。

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